カタツムリ2007年10月05日

クリエイターとしての姿勢

最近、携帯で読むコミックマンガが流行っていますが、

イースマイルでは、この作業を、初期のころから手掛けてきました。

当時は、私も含めて社員4~5名で作業分担をしていましたが、いつも締切に追われていました。

オーサリング環境も整っていなかったので、効率化を常に考えながら作業していたのですが、

みんな、単純作業にも前向きに黙々と仕事をしていました。

今では全員ゲームプログラマーとして一人前に育っています。

あの時の苦労は、この業界でやっていく為の、よい経験になったでしょう。

その後、10名ほどの作業者が新たに加わったのですが、一人を残して全員辞めてしまいました。

実力や経験では、前者のメンバーとは、全く差がなかったと思いますが、理由の多くは、『忙しくて大変』、『興味が持てない』など人それぞれでした。

それから1年後に、今のチーフデザイナーや、経験10年のゲームデザイナーが、

社員として一緒にイースマイルで働くことになりました。

その時、コミックの仕事を手伝ってくれる機会があったのですが、

10年以上のキャリアの彼らにお願いすることは、少々申し訳ない気持ちもありました。

でも実際に仕事が始まると、彼らは楽しんで仕事をしていました。

作業のスピードも通常の人の2倍程度で、淡々と作品を仕上げていきます。

さらに作業工程の見直しや、チームとしての分業化など、改善案もドンドン出てきます。

これがプロのクリエイターだなあ~と、感心しました。

目の前の現実を捉えて、そこから未来の理想を想像する。そこに自分なりの工夫とアイデアを取り入れることが出来れば、クリエイターとしての姿勢を身につけたことになります。

私はそんな風に想像しています。

これからもコミック製作に力を入れて行きますので、

みなさんも是非、このチャンスを掴んでみて下さい。


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投稿者 shiozumi : 18:16 | トラックバック (0)

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